愛馬チャーミングシチー 第20戦


前走、10月18日 京都5R 500万下 ダート1800m 牝馬限定戦は、

4着/15番人気!!

あっと驚く激走!!まさに嬉しい誤算!!


これは本物か、フロックか。それは今回次第。


11月7日 福島4R 500万下 ダート1700m 牝馬限定戦は、

5着/7番人気!!

前走は展開に恵まれ、かつ最短距離を通ってのものだったが、

今回は大外マクリで能力を証明。

未勝利脱出から苦節2年。

ようやくクラスにメド?いや、時計は平凡なので・・・。


レース回顧と時計の分析、

レース後の太宰啓介騎手のコメントと専門誌の評価を掲載。

(2009年11月10日完結)

2009年11月4日立ち上げ

●チャーミングシチーの追い切り情報(11月4日作成)

前走前 10月14日 栗東坂路 良馬場 一杯
1回
助手
4F 55.3
3F 39.8
2F 26.1
1F 13.6


11月4日 栗東坂路 良馬場 馬なり余力
1回
助手
4F 57.1
3F 41.7
2F 27.3
1F 13.5
 11月4日、福島遠征の為軽め調整ですが、私はこれよりも、一杯に追って得意の京都に出走する方が好走する確率が高いと思います。
 私ほっさんの追い切り評価は「C」です。優先出走権があるだけに、これだけの軽め調整は残念ですが、馬格のない牝馬ですし、輸送を控えておりますので、仕方ないですね。確かに、下記の出馬想定表の相手関係を見ると、福島の方が勝てそうですもんね。

●気になる出馬想定表

出馬想定表 11月7日 福島4R 500万下 ダート1700m 牝馬限定戦 全13頭
馬名 前走騎手 前走 過去着順 追い切り
エビスハルカ 西田雄一郎  9/26 500万 新潟ダ1800 11 11 12
クリノソーニャ 荻野琢真 10/18 500万 京都ダ1800 12
シゲルキボウ 国分恭介 10/17 500万 京都ダ1400 16 15 11 16
ジーガーウイング 村田一誠  6/20 500万 福島ダ1700 15 14 10
セイカドルチェ 津村明秀 10/17 500万 東京ダ1600 16 10 10
チャーミングシチー 太宰啓介 10/18 500万 京都ダ1800 15 11 15 11
ドリームドリーマー 上村洋行 10/04 500万 阪神ダ1800 12 10 13
ハエヌキ 柴田善臣 10/24 500万 東京ダ1600
ビバロングライフ 太宰啓介  5/02 500万 新潟ダ1800
ブリズデロートンヌ 宮崎北斗 12/20 500万 中京ダ1700 13 11
メイショウフェーヴ 難波剛健 10/25 500万 福島ダ1700 12 12 13 12
リオ 菊沢隆徳 11/01 500万 東京ダ1600 13 10 14 16
レッドジュエル 北村宏司 10/17 500万 東京ダ1600 12 10 13
 フルゲート16頭のところに想定数13頭ですが、前4節以内の優先出走権を持っている馬は3頭で、チャーミングシチーは優先出走権がありますので望めば出走確定です。

 それらの優先出走権持ちの馬も前走は人気薄で、続けて好走するかは疑問です。ですから、かなり軽いメンバーと見ていいのではないでしょうか。

 実際はここに未勝利の身分の馬が入ってくるでしょうから、フルゲートになると思われますが、チャーミングシチーは前走がフロックでなければ、ここは勝ち負けできるでしょう。

●気になる騎手は!?

 11月7日に福島競馬場で騎乗予定の主な騎手は以下の通りです。

 大野拓弥、西田雄一郎、柴原央明、松田大作、武士沢友治、荻野琢真、丸山元気、吉田隼人、田辺裕信、丸田恭介、中舘英二、安藤光彰、大庭和弥、黛弘人、宮崎北斗、長谷川浩大、高山太郎、小野次郎、丹内祐次、スボリッチ、芹沢純一、的場勇人、飯田祐史、江田照男、上村洋行、村田一誠、郷原洋行、小島太一 各騎手です。

 清水出美先生ですと、芹沢純一、上村洋行、安藤光彰 各騎手辺りが濃厚でしょうか。希望は上村洋行騎手ですね。中舘英二騎手なら最高ですが・・・。

●福島ダート1700mコース解説

 スタート地点はホームストレッチの右端。4コーナーを曲がり終えてすぐのところ。最初の1コーナーまでは338m。スタート直後に上り、1コーナーから下るのが特徴。
 先行争いが激しい上、2コーナーまで加速がつきながら隊列が動く。それでも前へ行っている馬が有利。福島のダートは砂厚8cmのスタミナを要する馬場なので、最後は各馬脚が上がってしまう。
 逃げ馬の連対率が約38%と最も高く、回収率も200%を超える数字。人気薄の逃げ馬の大駆けが炸裂しやすいコースだ。
 枠順は内枠が強い。特に1枠が唯一20%を超える連対率。1枠を引いた逃げ馬には要注意だ。
 血統的にはアフリート、コマンダーインチーフ、メジロライアンといった種牡馬の成績が優秀。
 軽くてスピードがあるタイプよりも、スタミナとパワーに富むタイプがいい。このあたりは馬場の特徴を良く表わしている。

有利な枠順 内枠
有利な脚質 逃げ〜先行
ポイント 脚質、パワー
種牡馬ベスト アフリート、ブライアンズタイム、サンデーサイレンス
連対騎手ベスト 柴田善臣、蛯名正義、中舘英二、石橋脩、江田照男
推定勝ちタイム 良馬場 稍重馬場 重馬場 不良馬場
3歳未勝利 1分48秒4 1分48秒4 1分47秒3 1分47秒8
3歳500万 1分47秒1 1分46秒9 1分46秒8 1分46秒5
古馬500万 1分46秒8 1分46秒3 1分45秒6 1分46秒8
古馬1000万 1分45秒7 1分45秒2 1分45秒2 1分45秒2
古馬1600万 1分44秒7 1分44秒6 1分43秒6

これ以降は11月6日に作成

●出馬確定表

出馬確定表 11月7日 福島4R 500万下 ダート1700m 全15頭
馬名 騎手 前走 過去着順 追い切り
エビスハルカ 西田雄一郎  9/26 500万 新潟ダ1800 11 11 12
エリカシチー 黛弘人 10/03 500万 中山芝1600 11 18 12 B−
クリノソーニャ 荻野琢真 10/18 500万 京都ダ1800 12 B−
シゲルキボウ 宮崎北斗 10/17 500万 京都ダ1400 16 15 11 16
セイカドルチェ 木幡初広 10/17 500万 東京ダ1600 16 10 10
タケデンスキップ 伊藤直人 10/25 500万 東京ダ1300 12 16 11 12 B−
チャーミングシチー 太宰啓介 10/18 500万 京都ダ1800 15 11 15 11
ハエヌキ 吉田隼人 10/24 500万 東京ダ1600
ビバロングライフ 飯田祐史  5/02 500万 新潟ダ1800 B−
ブリズデロートンヌ 中舘英二 12/20 500万 中京ダ1700 13 11
マキハタセンシブル 高山太郎 11/01 500万 福島ダ1700 13 15 11
メイショウカガリビ 古川吉洋 10/25 500万 福島ダ1700 14 15 10 B+
メイショウフェーヴ 村田一誠 10/25 500万 福島ダ1700 12 12 13 12
ヤマニンノベリスト 大野拓弥 10/17 500万 東京ダ1600 15 15 11
リオ 的場勇人 11/01 500万 東京ダ1600 13 10 14 16

表中の「増」は出走想定表に載っていなかった馬 騎手の太字は乗り替わり。

●鞍上は足立山特別からベタ褒めの太宰啓介騎手で最高!!

 チャーミングシチーの鞍上ですが、太宰啓介騎手でした。私の事前の騎手予想では、7日は太宰啓介騎手は福島予定ではなかったため、騎乗は不可能と思っていましたが、福島で乗られるようで、前走に続いてチャーミング・太宰啓介ペアになりました。

 太宰啓介騎手は12年目の中堅で2009年11月6日現在通算289勝をあげており、かなり騎乗技術は信頼できます。昨年は年間25勝と足踏みしましたが、今年はここまで41勝と飛躍の年を迎えられており、チャーミングシチーの前走15番人気4着のように人気以上に馬を持ってきてくれます。

 また、私ほっさんと太宰啓介騎手では2007年12月1日のダブルダンスシチーの浮上のきっかけとなった9番人気5着から始まり、チャーミングシチーの足立山特別(11番人気11着)と前走の激走ということになります。

 私は足立山特別の時に、馬群に沈んだものの、果敢に勝ちに行く競馬をしての大敗は大いに結構、逆に勝つ気はなく着を拾いに行くだけの道中死んだふり作戦(小林徹弥騎手とか・・・)は嫌いと書きました。競馬は勝たなければしょうがないです。勝ちに行ってバテれば脚が上がって最下位付近に沈むこともあるでしょうが、それは仕方のないことです。太宰啓介騎手は勝ちに行く競馬をしてくれるので好きです。当然今回も期待します。

●専門誌の印と評価

競馬ブック

短評は「先行有利」


予想家の印
馬名 吉田幹 林茂徳 吉岡哲
ブリズデンロートンヌ
エリカシチー △△
メイショウカガリビ
ビバロングライフ
クリノソーニャ
チャーミングシチー
エビスハルカ △△
ハエヌキ △△
リオ
二重△は△△で処理
あとは無印



予想オッズ
馬名 予想オッズ
クリノソーニャ 3.8
ビバロングライフ 3.9
ハエヌキ 4.4
エビスハルカ 6.6
メイショウカガリビ 13.2
ブリズデンロートンヌ 13.8
チャーミングシチー 14.4
リオ 14.4
セイカドルチェ 25.4
エリカシチー 28.3
以下31倍以上省略



スピード指数

馬名 最高値 3走前 2走前 前走 評価
クリノソーニャ 74 64 70 74
チャーミングシチー 73 49 56 71
エリカシチー 66 59 59 66



騎手の短評

チャーミングシチー △時計かかれば侮れぬ

デイリー馬三郎

予想印

◎ エビスハルカ
○ クリノソーニャ
▲ ハエヌキ
× チャーミングシチー

以下省略

 エリカシチーは無印

●前走レース後の騎手・専門誌のコメント

チャーミングシチー(4着)

 「内々をロスなく運んで、直線もジワジワと伸びてくれました。よく頑張ってくれましたよ。」(太宰啓介騎手・競馬ブック)
 「直線では勝ち馬に先を越され、それを追う形に。ジリジリとだが脚を伸ばす。」(競馬ブック)

●各陣営のコメント

チャーミングシチー

 「前走は恵まれた面はあったが、十分にメドの立つ内容だった。ローカルのメンバーなら。」(松水助手・デイリー馬三郎)

エリカシチー

 「本質的には芝向きだけど、ダートもこなせるはず。ただ500万では少し厳しいかも。」(中野栄治調教師・デイリー馬三郎)

●ほっさん予想

シゲルキボウ

 未勝利勝ち後は16、11、16着と完全に頭打ち。前走は3キロ減量騎手で最下位と見えてこない。

 鞍上は少し気になるがシンガリ負けに沈んだ前走よりも追い切りは手緩く、浮上のきっかけなし。

ブリズデロートンヌ

 福島で鞍上が中舘英二騎手だと、一体どれだけの馬かと思ってしまうが、ちょうど1年前にこのコースでこのクラス3着(その時も中舘英二騎手)があるものの、それを最後に低迷。11着13着ときて今回10か月半の休養明け。

 ブランクの長さからもいきなりの激走は考えづらい。追い切りも本数は足りるも動きは冴えない。

エリカシチー

 未勝利の身分。ここまで全て芝を使われてきており、今回初ダート。未勝利戦では勝ち馬からアタマ差の2着があるものの、人気薄で気楽な競馬。それ以外は掲示板はなく、厳しい状態。

 追い切りは併走馬に先着し、終いまでそれなりながら、このクラスでの動きとしてはイマイチ。未勝利クラスならなんとかなりそうな気配だけに残念。

マキハタセンシブル

 ここ5戦は全て勝ち馬から約2秒離されており、全くレースに参加していない。連闘策も魅力なし。

メイショウカガリビ

 未勝利勝ちはダートの1800mだが、その後ダート1400mや芝のマイルを使われ結果を出せずに7か月半の休養。

 休養明けの前走は6番人気に支持されるも14着大敗。さて休養明けの叩き2走目だが、どれくらいやれるのか。

 追い切りの動きはなかなかで、一発の可能性を秘める。

ビバロングライフ

 このクラスの安定勢力。前走は太宰啓介騎手で1番人気を背負うも9着敗退。おかげで太宰啓介騎手は我らが愛馬チャーミングシチーに続投。ビバロングライフは前々走で4着とそれなりの結果を残した飯田祐史騎手に。

 今回はその前走から6か月半の休養明け緒戦。いきなり走っても不思議はないが、ブランクの長さから前走同様馬群に沈む可能性も大いにある。

 追い切りは急仕上げの感。

タケデンスキップ

 新潟の直線競馬なら有望も、それ以外ではいいところなし。追い切りもそれなりなので条件が合えばというところ。

セイカドルチェ

 このクラスで6着はあるものの、牝馬限定戦で勝ち馬からは1.0秒差。今回も良くてそのくらい。

 前走の大敗はフケの影響らしいが、今回は追い切りの動きが酷く、チグハグな状態。

クリノソーニャ

 前走はチャーミングシチーと同じレースでチャーミングシチーより1つ上の3着。チャーミングシチーは前走15番人気での4着大駆けだったが、こちらも前走12番人気での大駆け3着。
 しかし、内容は恵まれた感満載のチャーミングシチーに比べ力を感じるもの。当然今回もチャーミングシチーよりも評価されるべきであろう。

 ここ4戦は人気は14、8、9、12と低いが、順位は4、8、3、3着と結果を出しており、もう注目されていい存在。

 追い切りの動きはイマイチだが、一杯に追われている点は好材料。どれをとってもチャーミングシチーはこの馬に勝てそうもないが・・・。

チャーミングシチー

 前回の第19戦特集でレース前に以下のように書きました。

 もし、思いがけない好走を演じたら、次の2点だと思います。

 1.追い切りの動きはいつもと変わらないものの、しっかりと一杯に追われていて、調子は良さそう。
 2.京都ダート1800mの持ち時計は1分51秒台と、脚抜きのいい馬場ながら、かなりの時計を持っており、案外時計勝負にも対応できるかも。


 ・・・というように、若干の加点要素もあるのですが、やはり中央の500万クラスでは勝ち負けに絡んだこともなく、強気になれるわけがございません。


 こう書き込みましたら、まさかまさかの4着激走。競馬の醍醐味を満喫したわけですが、今回は叩き2走目で更に上積みがあるのかと言えば私は疑問です。

 前走はレース前に一杯に追えたが(追い切りの動きや内容よりも一杯に追えるという順調さが大切。馬体減りをしていたり、調子が悪ければ一杯には追えない。)、今回は出走間隔の割に馬なりの追い切り一本。福島遠征による馬体減りを考慮してのことでしょうが、前走後飼い葉が細くなっている印象を受けます。

 馬格のない馬に2走目の上積みなど、そうありません。逆に手緩い調教と輸送による疲労(これも小柄な牝馬に起こりがち)で馬体重が420キロ台に落ちているのなら、大敗もありうると思います。
 それでも好走したら、力をつけているとみんなで褒めてあげましょう。ただ、相手は前走よりもはるかに軽いですから、好走と言っても着よりもレース内容ですね。

ヤマニンノベリスト

 常に6〜8着程度。今回もその程度と考えるのが妥当。追い切りも前走以下。

メイショウフェーヴ

 ここ5戦は全て9着以下で競馬に参加していない。追い切りも未勝利クラス級の動き。

エビスハルカ

 4か月半の休養明けの前走は11番人気と低評価ながらあっと驚く2着。ただ、勝ち馬からは0.8秒も離されており、勝ちに行ってバテた馬を蹴散らしただけとも言える。
 その時の時計と我らが愛馬チャーミングシチーの京都競馬場での持ち時計を比べても、力を出し切れるのならチャーミングシチーの方が上と思われる。ただ、チャーミングシチーも追い切りが軽くて・・・。

 追い切りは前走並みの動き。とはいえ、これも未勝利クラスの馬の動き。

ハエヌキ

 前走4着で優先出走権を持っての参戦だが、前走は7番人気と気楽な立場で、かつ走破時計も平凡。そして4着と言っても牝馬限定戦であることから、今回も4着あたりと思われる。

 もっと生え抜きを大事にしろと日々会社では経営陣に叫んでいるが、このハエヌキは全く不要。

 追い切りは関東所属馬で馬なり一本というのは不安。


 もう皆さん、お忘れだと思いますが、2007年12月15日(もう2年も前・・・)のチャーミングシチー初優勝の時の8着馬がこの馬です。あの時は完勝でしたが、今は形勢が逆転しているようですね(苦笑)。

リオ

 前走は愛馬ディヴァインシチーとレイアシチーを打ち破っての7着。・・・いや、愛馬2頭は自滅だったので参考外。
 4走前も愛馬エクストラシチーを破って8着。・・・いや、こちらもピークは過ぎており参考外。

 その前走7着だが、走破時計は平凡で弱面での7着と考えるのが妥当で、同じく弱面のここでも6、7着ではないだろうか。
クリノソーニャ
チャーミングシチー
エビスハルカ
ハエヌキ、メイショウカガリビ
 前走の着がいい馬は人気薄で大駆けした馬ばかり、逆に前走人気の馬は大敗しており、真に強い馬(前走人気を背負って上位着順)はいません。要するに超弱面です。

 このメンバーで我らが愛馬チャーミングシチーが前走前のような状態(馬体重は430キロ台キープで輸送もなく、直前の追い切りは一杯追い)なら3着以内は外さないと思いますが、なにせ不安要素が一杯です。

 ですから、能力比較での予想は上記のようになりますが、輸送による疲労と馬体減からチャーミングシチーが大敗することも視野に入れなければいけません。

 とはいえ、せっかくのチャンスです。少なくとも次走への優先出走権は確保して欲しいですね。安定勢力になることを望みます。

これ以降は11月7日に作成

●レース 

 チャーミングシチーはスタートで若干出負けして、二の脚もさほどつかず、鞍上・太宰啓介騎手は無理に脚を使わず後方に位置します。

 結局13番手の外を追走しますが、前の集団からは少し距離が開き、あまり砂を被らずに済みます。チャーミングシチーのすぐ内には同じシチー軍団のエリカシチーがつけます。

 先頭はリオ、2番手はハエヌキですが、この2頭、このまま入線し、1、2着になります。なかなかのハイペースでしたが、たいしたものです。

 我らが愛馬チャーミングシチーは4コーナーのカーブでは太宰啓介騎手の手が激しく動き外をマクッて上がっていきます。今日は目を見張るような加速(ただし、実際は相手が軽い)で、直線も次々と前の馬を捉えます。

 最後まで脚色は衰えず、5着で入線!!前走は4着といっても展開が向き、かつ最短距離を走ってのものでしたが、今回は王道の大外マクリで、かなりの距離を走っており、走破時計はイマイチも、この5着は評価してあげてもいいのではないでしょうか。

●時計の評価

 今回のチャーミングシチーの走破時計1分47秒6良馬場は、福島ダート1700mの500万クラスの過去10年間の平均勝ちタイムが1分46秒8良馬場ですから、牝馬限定戦でなおかつ弱面の低レベル戦での5着だったことが窺えます。

 レース映像だけを見れば、大外マクリがそれなりに嵌っての好結果のようにも見えますが、実際チャーミングシチーの上がりは38.5秒で、たいした時計ではありません。
 他馬の上がりは39秒台や40秒台ですからレベルの低い時計のかかるレースで浮上したと言えます。

これ以降は11月10日に作成

●レース後の騎手・調教師のコメント

チャーミングシチー(5着)

 「こういう脚質なので展開が向いてくれるのを待つようなところはあるんですが、大分、安定して走れるようになってきました。今日も最後はしっかり脚を使ってくれましたよ。」(太宰啓介騎手・競馬ブック)

●専門誌のレース評価

チャーミングシチー(5着)

 「出遅れたので後方からの競馬。コーナーから直線にかけて口向きの悪さを見せつつも、大外からジリジリと伸びてきた。上がりはかかったが、末一手だけに前崩れにならないとつらい。」(競馬ブック)

●今後の展望

 まだチャーミングシチーが500万クラスの安定勢力かと言えば、答えはノーです。まだまだ時計は平凡で、牝馬戦でしかも相手に恵まれてのものです。

 しかし、そんな中でもきっちりと掲示板を確保し次走への優先出走権を持ってくることは立派で、賞金もそれなりにくわえてきますし、馬主としてはホクホクです。ずっと、こんな感じで構わないと思っています。

 こんなことを言っては熱心な保護者の方に怒られるかも知れませんが、1つ上の1000万クラスの定量戦では、現状全く歯が立たないでしょう。500万クラスならここ3戦のように掲示板に上がれる可能性がありますし、このクラスで掲示板を確保してくれれば、預託管理費は十分にプラスになります。ですから、私はもちろんあと1勝はして欲しいのですが、勝って上のクラスで頭打ちになって引退するくらいなら、このクラスでくすぶっていてもコンスタントに出走して稼いでくれている方が嬉しいような気もします。
 もっとも、最初から掲示板狙いの道中死んだふりは好きではありません。果敢に攻めての直線失速しての掲示板を望みますが、脚質的になかなか難しそうですね。


 ただ、次走は優先出走権をとってきたため、比較的間隔を詰めて使うでしょうから、馬体減りが心配です。馬体重は430キロがベストだと思います。あまり細くなっているようですと、勝負にならないと思います。

●最後に

 今年に入ってからは13着、11着、15着、11着とずっと低迷し、一部の保護者の方は限界説や引退希望と言った表現が飛び出しました。私も引退は覚悟しましたが、ここに来て3戦連続掲示板。もちろん、地方交流戦であったり、牝馬限定戦であったり、相手に恵まれたり、展開に恵まれたりと言うのは否定しませんが、それでも愛馬の復活や好走は本当に嬉しい限りです。
 ましてや、1度は諦めかけた馬ですからなおさらです。

 預託管理馬数の多い超一流の厩舎なら、弱い馬は馬房の都合で後回しにされたり、勝ちそうにない馬は引退に追い込まれたりになりがちですが、その点清水出美厩舎は適度な管理馬数で、しっかりと師の元で馬を見ていただけますから、いい状態で出走できますし、多少負けが混んできてもすぐには引退になりません。
 もちろん、そのようなことを全て熟知しての清水出美先生のところの預託予定馬の購入ですが、期待に応えていただき大変満足しています。


 まだまだこれからも大敗もするでしょう。また負けが込むようなら地方交流戦に出走するも良いと思いますし、なにより京都は相性がいいと思いますので、私としては京都での出走を望みます。相手は揃うと思いますが。我がホームグランドの京都で口取りの権利を持って応援したいですね。そんな中、太宰啓介騎手と口取り式に参加できれば最高ですが。

 私はチャーミングシチーは太宰啓介騎手が良いと思っています。もちろん、勝率100パーセントの横山典弘騎手にも機会があれば1度お願いしたいですが、ずっと太宰啓介騎手に騎乗して欲しいですね。


 牝馬限定のダート1700mは各地にたくさん番組があります。ずっとその条件で走ってくれればいいと思います。福島も良し、暮れの中京も良し。次走が楽しみです。

 頑張れチャーミングシチー!!
2009年11月4日作成 6日、7日、10日加筆
チャーミングシチーの過去の特集をご覧になりたい方はこちら

2009年10月18日 第19戦 500万下 京都ダ1800m (4着/15番人気)

2009年 9月24日 第18戦 JRA指定交流 長月特別 笠松ダ1800m (4着2番人気

2009年 7月26日 第17戦 足立山特別 500万 小倉芝1800m (11着/11番人気)

2009年 7月12日 第16戦 500万 阪神ダ1800m (15着/13番人気)

2009年 4月26日 第15戦 500万 京都ダ1800m (11着/13番人気)

2009年 4月 5日 第14戦 500万 阪神ダ1800m (13着/13番人気)

2008年10月25日 第13戦 500万 京都ダ1800m 牝馬限定戦 (7着/9番人気)

2008年10月15日 第12戦 JRA指定交流 三番叟特別 笠松ダ1400m (3着/5番人気)

2008年 6月 8日 第11戦 500万 中京芝1800m 牝馬限定戦 (12着/14番人気)

2008年 4月13日 第10戦 忘れな草賞 3歳オープン 阪神芝2000m 牝馬限定戦 (12着/16番人気) 写真多数付き 現地レポ 

2008年 3月23日 第9戦 3歳500万 阪神ダ1800m (8着/11番人気) 写真多数付き 現地レポ

2008年 3月 1日 第8戦 沈丁花賞 3歳500万 中京ダ1700m (8着/8番人気)

2008年 2月 2日 第7戦 つばき賞 3歳500万 京都芝1800m (12着/11番人気)

2008年 1月 6日 第6戦 福寿草特別 3歳500万 京都芝2000m (13着/14番人気) 写真多数付き 現地レポ

2007年12月15日 第5戦 2歳未勝利 中京ダ1700m 牝馬限定戦 (1着/4番人気)

2007年11月23日 第4戦 2歳未勝利 京都芝1600m 牝馬限定戦 (3着/8番人気)

2007年10月28日 第3戦 2歳未勝利 京都芝1600m 牝馬限定戦 (14着/6番人気)

2007年 9月29日 第2戦 2歳未勝利 阪神芝1400m (5着/4番人気) 写真多数付き 現地レポ

2007年 9月 9日 デビュー戦 2歳新馬(混合) 阪神芝1800m (2着/9番人気) 写真多数付き 現地レポ

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